2013年7月7日日曜日

開催報告 6/10 滋賀医科大学 家庭医療放課後レクチャー「高齢者総合機能評価」

プロジェクトスタッフの菅家です。

今回は、6月10日に行われた滋賀医科大学家庭医療放課後レクチャーの報告を紹介します。京都家庭医療学センターの玉木先生よりご報告いただきました。ありがとうございます!

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去る6月10日に滋賀医科大学家庭医療放課後レクチャーを開催しました。

今回は高齢者総合機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment)をテーマとしました。参加者は12名、うち医学生9名(一回生1名、3回生6名、4回生1名、5回生1名)、後期研修医の医師3名、指導医1名でした。

内容は

一部 高齢化社会「日本」⇨日本は急スピードで高齢化が進んでおり、世界的にも飛び抜けている。

二部 老化と老年症候群⇨正常な老化とは?老化に影響を与える因子とは?geriatric giantsについて。

三部 CGA⇨高齢者の問題点を包括的にチェックするための有効なツール
の三部構成で話をしました。


第一〜二部までは座学中心。第三部では最後にWHOの「10分間総合スクリーニング日本語版」を用いて、シナリオをもとに2人ペアでCGAをとりあってもらいました。
少し時間がタイトとなり、最後ははしょったところはありましたが、ボリュームある講義を終え、伝えたいことはある程度伝わったとおもいます。講義の合間には、学生さんから自験例も含めて、温かい高齢者への視線が伺われる場面もあり、「これぞ家庭医の目線」と嬉しく感じました。


私自身はこのレクチャーが12年ぶりに母校を訪れるきっかけとなり機会を与えていただいて関係者の方には感謝しております。また参加してくれた学生さんの姿勢・態度が大変すばらしく、終始comfortableに話をすることができて満足しております。アンケートでいただいたご意見を次に活かしてまた是非参加させていただきたいと思いますし、これらの活動を通じて関西の家庭医療ムードの底上げに微力ながら貢献できればと考えております。

文責:京都家庭医療学センター 玉木千里

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